若いままでいたい。誰もが切に願うものではないでしょうか。しかし、年を重ねるごとに疲労は体に蓄積していきます。この疲労やストレスの蓄積は、免疫力の低下を引き起こすことが近年の研究から明らかになってきました。
仕事や家事をしていれば疲労は疲れてしまいます。
この疲労を放っておくわけにはいきません。
疲労を知ることで疲労への対処が出来るようになりましょう。
疲労とはなにか?
『疲労』と聞くとどのようなことをイメージしますか?
・疲れやすい
・疲れが取れない
・だるい
など、マイナスをイメージさせる単語が並びます。
嫌ってばかりで疲労というものを理解しなければ、真の意味で疲労と決別することはできません。
まずは、疲労を知るところから始めていきましょう。
疲労はどうやって溜まっていくのか
私たち人間の体は、仕事をしたり、勉強をしたり、運動をしたりと活動をすると疲れを感じるようになっています。
これは、体にかかる過度の負担を軽減し、回復するために体に備わっている防御機構です。
体が疲れていると、脳や神経の働きが鈍くなります。
体の疲れは、作業効率や運動能力の低下だけでなく、自動車事故などに繋がります。
体の疲れは休息や睡眠、気分転換などで回復できます。
しかし、忙しいなどの理由で我慢して仕事や運動を行っているとその疲労は蓄積され、慢性的な疲労となってしまいます。
慢性的な疲労は免疫力低下や精神的な余裕がなくなり、身体的にも精神的にも悪影響を及ぼします。

どんな症状に注意すればいいの?
自分の体のことは自分が一番知っているとよく言われますね。
しかし疲労に関してはその状態が疲労であることに気付きにくいといった一面を持っています。
・だるい、疲れやすい
お店に入るとすぐに席を探してしまう、階段よりエレベーターやエスカレーターが好き、眠ることが出来ない。
これらのような症状が出ている人は、気づいていないだけで疲労がたまっている状態です。
生活習慣を見直し、仕事をセーブするなどの対応が必要となります。
・風邪を良く引く
免疫力の低下によって風邪を引くことが増えている状態です。
普段であれば負けることのない菌やウイルスに負けてしまい、風邪を良く引いたり風邪がなかなか治らなかったりと体調が万全とならないことが増えます。
特に、冬はインフルエンザに罹りやすくなってしまったりとデメリットばかりです。
十分な休養と栄養を補って免疫力の回復を図ることが必要です。
・食欲がなくご飯を食べることが出来ない
疲れているとご飯が進みません。
疲労は体にだるさなどの倦怠感を与えるだけでなく、胃や腸、肝臓などの消化管の働きを弱めてしまいます。
この状態でご飯を食べても栄養を十分吸収することが出来ません。
食べ物の消化不良はさらなる食欲不振の引き金となり、負の連鎖が始めってしまいます。
このようなときは、消化の良いものを食べると良いでしょう。
疲労に対処する方法3選
その日の疲労はその日のうちにきちんと対処することが必要です。
では、どのように対処していけばいいのか紹介しましょう。
しっかりと休息をとる
どんなに忙しい日でも体を休めなければ次の日に備えることは決してできません。
ここ数年で日本人の平均睡眠時間は、男性が6時間30分、女性が6時間40分と28カ国での調査で一番短い結果となりました。
日本人はまじめだなんて言われていますが、仕事ばかりして疲れを蓄積していくとパフォーマンスが低下してしまいます。
肉体的な疲労を摂るには睡眠が一番です。
規則正し生活を心がけて十分な睡眠時間を確保しましょう。

体と心のバランスを保つ
疲労には体の休息だけ取っていればいいわけではありません。
特にストレスは、体の疲れだけでは説明しきれないことがたくさんあります。
体の疲れを取るのと同時に気持ちのケアが必要です。
湯船にゆっくりつかる、本を読む、友達を遊ぶなど気持ちも一緒にリフレッシュするようにしましょう。
バランスのよい栄養を摂る
休息だけではお腹が減りますね。
炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく摂ることで心身共に癒すことが出来ます。
特に、代謝に関わっているビタミンB群や、抗酸化作用のあるビタミンCやEは積極的に摂るようにしましょう。
朝・昼・夕の食事のみで補充しきれないものは、サプリメントなどを用いると効率よく摂取することが出来ます。
【まとめ】
疲労の蓄積は日々のパフォーマンスを低下させる原因となります。
体の疲れと心の疲れをどちらもとることで体は初めて休息を得ることが出来ます。
体を休めるだけでなく、バランスの良い食事を心がけて心身ともにリフレッシュできるように日々の生活を見直せば、元気いっぱいに過ごすことが出来ます。
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