年は取りたくありません。
そんなことばかりに気を取られてアンチエイジングが必要といって健康用品ばかり購入していませんか?
人は何かに夢中になるとそのほかが疎かになりやすいです。
それが日常的であればあるほど大切に感じにくくなるものです。
いったい何を指しいるかわかりますか?
それは、食事です。
今回は、食事と年齢、アンチエイジングの関係性についてご紹介します。
年齢を重ねることとは
人は、生まれたら少しずつ年を取っていきます。
若い頃は成長、年を取ると老化と言い方は変わりますが、年を取るということは根本的に変わりません。
老化とは
老化とは一般的に、人が成熟してから起こる生理機能の衰退を示します。
誰にでも平等に起こる現象ですが、このスピードには個人差があります。
老化の原因は、活性酸素による体の錆びと言われています。
この活性酸素は、体の中で常に作られているものですが、これを取り除く働きが体には存在します。
この働きは抗酸化物質によって行われていますが、加齢による抗酸化物質が老化を加速度的に進めてしまうとされています。
そのため、老化を抑えるには、活性酸素の合成を抑えて、抗酸化物質を摂ることが良いとされています。
アンチエイジングとは
アンチエイジングとは、元気で長寿を享受することを目指すことを意味します。
よく美容を連想させるような使われ方をしますが、それはほんの一部の意味でしかありません。
年を取って寝たきりでいるより病気をせずに健康で長生きした姿は、元気はつらつで若々しくキレイに見えることが本来の意味でのアンチエイジングです。

食事とアンチエイジングの関係性
食事とアンチエイジングは一見関係なさそうなイメージを持つのではないでしょうか。
しかし、両者は密接に関わっています。
この重要性を理解することは、理想的なアンチエイジングに一歩つかずくことを意味します。
人に必要な栄養素
一般的に栄養は5大栄養素で示されることが多いです。
炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルがその構成要素となっています。
これらをバランスよく規則正しく摂ることが大切です。
1日3食食べなかったり、偏った食事を摂っていると、血糖値の日内変動が大きくインスリン分泌に負担を強いてしまいます。
血糖値のばらつきは、強い疲労感や倦怠感を感じさせます。
お腹いっぱい食べてしまうドカ食いは、強い眠気を引き起こし仕事の効率を下げるだけでなく、メタボリックシンドロームの原因となってしまいます。
食事は、腹八分目を心がけてバランスよく食べることを意識しましょう。
アンチエイジングのキーワードは抗酸化作用
老化の原因は、活性酸素にあるとご紹介しました。
若い頃は、この活性酸素に対する抗酸化物質を効率よく作り出すことが出来ます。
しかし、年齢を重ねるごとに体の中で作られる抗酸化物質は減ってきます。
足りないのであれば食べて補充してあげればいいわけです。
抗酸化作用のある栄養素とは
アンチエイジングに効果的な抗酸化作用のある栄養素はたくさんあります。
ビタミンA・C・Eは、抗酸化作用のあるビタミンとして有名です。
特に、ビタミンAとEは熱に強いため、意識して食事を摂ると効率的に体の中に補充することが出来ます。
ほかには、大豆に多く含まれるイソフラボンやブルーベリーに含まれることで有名なアントシアニン、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールに分類されるものも抗酸化作用を発揮してくれます。
抗酸化作用を示すこれらのビタミンや食品を摂ることで、体の中で発生する活性酸素への効果が期待できます。
抗酸化作用を示す食品
アンチエイジングに重要な抗酸化作用を示す栄養素は色々な食品に含まれています。

ビタミンC
ビタミンCは水溶性ビタミンの一種です。
大航海時代では、ビタミンCが不足したことで壊血病を発症したことから、肌への影響が謳われているビタミンです。
体の中では、コラーゲン合成に関わっており、肌だけでなく、血管や骨などにも欠かせない存在となっています。
ビタミンCはみかん、いちご、ブロッコリー、ほうれん草などの野菜やいも類など多くの食品に含まれているため、新鮮な食品を食べていればまず不足することはありません。
水溶性で必要以上摂取しても体の外へ出て行ってしまうため、過量に摂取しても副作用などの心配がないため、積極的に摂取していきたいビタミンです。
ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用を持っています。
生体膜の機能に関わっており、血管や肌への酸化障害を防いでいます。
ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類や大豆、穀物、緑黄色野菜などに多く含まれています。
ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、体に蓄積する可能性がありますが、脂溶性ビタミンの中では比較的体の外へ排出されるため、過剰症の心配はほとんどありません。
ポリフェノール
ポリフェノールは苦味や色素の成分です。
ビタミンCやEと同様に強い抗酸化作用を持っています。
自然界に多く存在しており、植物はポリフェノールを利用して外敵からの刺激に対抗しています。
最近では、動脈硬化などの生活習慣病に対する効果や、がんを抑制する効果もあるなど期待が高まっています。
ポリフェノールは、ブルーベリー、赤ワイン、緑茶、ココア、チョコレート、豆類、コーヒーなど天然物由来の多くの食品に含まれています。
明確な摂取基準はありませんが、カカオポリフェノールは1日200-500mg程度摂取することが推奨されています。
【まとめ】
誰だっていつまでも若くいたいと願っています。
体は生まれてからずっと止まることなく老いていきます。
これは生きていく上で平等に与えられたことですが、個人差がとても大きいです。
今回紹介した、ビタミンC、E、ポリフェノールなどを積極的に摂取して、抗酸化作用で活性酸素から体を守って若さを保ちましょう。
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